貝殻亜門
貝殻は炭酸カルシウムの結晶をコンキリオン(conchiolin)というタンパク質でつないだ構造でできています。貝殻の炭酸カルシウムは、アラレ石(argonite)や方解石(calcite)の結晶でできています。コンキリオンの構造が、炭酸カルシウムの結晶構造を決定します[*]。
Mya arenaria (オオノガイ目、オオノガイ科)のように、種によってはごく薄い殻を持つものがあります。
足糸(byssus)をもつ種は、足糸で岩などの基盤に付着します。足糸は水に強く、DNAを遺伝工学で接着剤として利用する方法が模索されています。 写真はヨーロッパイガイ(Mytilus edulis、イガイ目、イガイ科)。